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~ 完全手作りの全工程 ~

蜡染(ろうけつ染め)

作り方

1.『 画蜡前的处理 』 / 先ずは準備です

1. 先ずは、白色の手織りの木綿(下地)を準備します。

 

 

2. 蝋燭(ろうそく)と、染料が下地に、染み込み易くするため、

   「草木灰」で漂白し、脂質を取り除きます。

 

 

3.下地を乾かした後に、

   煮て火を通した「里芋」を下地の裏側に塗り込みます。

   里芋が乾いた後に、「牛の角」で平らに形作ります。

 

   ※こうすることで、下地の表面に凹凸が無くなり、

    画を描き易くするのです。

蜡染作者:「王 曜(wang yao)」氏はどんな人?

国籍 : 中国

住所 : 中国・湖南省

年齢 : 44歳

 

 

・中国国内でも、著名な蜡染芸術家として知られる。

 度々、メディアの取材を受けている

特に、地元湖南省の凤凰县の山水画は、定評が高い

新華社通信の取材記事はこちら(中国サイト)

 

< 経歴 >

・湖南省民間美術研究会 副主席。

・湖南省民族蜡染芸術委員会主任。

・湖南省工工芸美術家協会会員。

・湘西州政府委員。

・凤凰無形文化遺産伝承者。

ご一読、ありがとうございました

 

是非、SHOPにも、足をお運びください。

 

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世界中でその価値が認められている
中国の無形文化遺産「蜡染」。
 
全て手作業による伝統工芸は、
まだ日本では、あまり知られていません。
 
今回は、
中国国内でも著名な蜡染作者として知られる
「王曜先生」に、説明していただきます。
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2.『 点蜡 』 / 蝋燭(ろうそく)で画を描きましょう

1. 先ずは写真の様に、蝋燭(ろうそく)を、鍋の中で溶かします。

 

 

2. 「铜刀」と呼ばれる道具(※1)に、蝋燭(※2)を付けて、

   写真の様に、画を描きます。

 

 

3. 基本的に下絵はせずに、一発勝負です(笑)

 

 

4. デザインは「写実が基本」であり、「山水(風景)が一番有名です。

   中には、花・蝶・魚・龍・渦巻き(幾何学模様)のデザインも有ります。

 

   ※ デザインには各々、象徴的な意味が含まれています

     例) 蝶    ⇒ 再生と美の象徴

       渦巻き  ⇒ 幸運と団結の象徴

 

 

※1  これは、蜡笔(ろうそくの筆)とも呼ばれ、

    蝋燭がすぐに冷えて固まらない様に、

    保温に優れた材質と形状になっています。

 

    描くデザインによって、形状の違う铜刀を使って画を描きます。

 

 

※2  「蝋燭(ろうそく)が染料を弾く」という性質を利用して、

    蜡染は作られています。

1. 染める前に、先ずは、温水に浸し、蝋燭を安定させます。

 

 

2. 植物性の染料(※1)の中に、蝋燭で描いた下地を漬け込みます。

 

   ※ 通常、1回につき、5~6日間ほど、染料に漬けます。

     それを何度も繰り返す事で、鮮やかな藍色に染め上がります。

 

 

3. デザイン上、「藍色に濃淡を付けたい」場合は、

   一度、染料に漬け込んだ下地の上に、再度、蝋燭を塗り、

   染料に漬け込みます。

   そうする事で、蝋燭を塗った箇所は、淡い藍色が保たれます。

 

 

   この様にして、何度も染料に漬け込む事で、

   蝋燭が塗られている箇所以外は、鮮やかに藍色に染め上がります。

 

 

 ★ この過程で、蝋燭の一部が「自然に割れて」きます。

    この天然の割れ目から、蝋燭に染料が染み込み、

   「藍色の亀裂模様」が出来上がります。

    これを『冰纹』と言い、ろうけつ染めの最大の魅力と言われます。

 

 

  ※1  染料は、「タデ科の天然植物から採れる インディゴ」を

       使用しており、安全です。

3.『 染色 』 / 下地を染料で染めましょう

1. 染料を乾かした後に、先ずは冷たい水で洗い、下地に染料を

   完全に定着させます。

 

 

2. 沸騰したお湯の中に、下地を入れて、

   ゆっくりと蝋燭(ろうそく)を取り除いていきます。 ※1

 

 

3. 蝋燭を取り除いた後は、最後に、蒸し器で蜡染を蒸して、

   完全に色を定着させます。

 

 

   こうして、鮮やかに染め上がった藍色の中で、

   元々、蝋燭が塗ってあった箇所が、白くなり、蜡染が完成します。

 

 

   ※1  この蝋燭を取り除く工程の中で、 一部、残る事が有ります。

       これも、完全手作り・蜡染の魅力の一つです。

4.『 去蜡 』 / 最後に蝋燭(ろうそく)を取り除きましょう

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